
治らない背中ニキビに悩んでいるとどうしても「もっといい方法はないか」と様々な方法を探すのですが、そうこう検索をネットでしてると
「クエン酸ピーリング」
を見かけることがあるかもしてません。
何を隠そう、筆者もアレコレ検索に励んでいた結果、このピーリングにたどり着いたのです。
この「クエン酸ピーリング」はNHKの番組「あさイチ」で紹介されて一気に広まった方法で、ニキビ予防やニキビ跡の改善などに効果を発揮すると言われています。
本当にクエン酸ピーリングが背中ニキビに効果があるのか、また正しいやり方や準備するものも気になりますよね。
そんなクエン酸ピーリングの具体的な効果や方法についてまとめましたので、気になっている方はぜひご確認ください!
クエン酸ってどんな成分?
クエン酸ってよく聞きますけど、具体的にどんなものなのか、またどのような効果を持っているのかはよく知らない方も多いですよね。
クエン酸とはわかりやすく言うとレモンや梅干しを食べた時に感じる「酸っぱい」成分……酸味のことであり、人間の身体にも分布される有機酸のことです。
柑橘系の果物に多く含まれており、
「フルーツ酸(AHAとも表記されています)」
はピーリング剤などにも広く使われています。
背中ニキビにどんな効果があるの?
このフルーツ酸は無臭で酸味があり、ニキビの原因にもなる古い角栓などを溶かす効果を持っているんです。
角質層を柔らかくして古い角質を溶かし背中ニキビの改善に大切な「肌のターンオーバーの正常化」を進めることができるというのが、クエン酸が有効とされる理由になります。
酸性のものになりますので人体への害も気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、フルーツ酸は天然成分ですので肌にも優しく、安全に使うことが出来ます。
ちなみにフルーツ酸の石鹸などは初めてピーリングをやる方におすすめの肌への刺激が比較的少ない方法としても知られています。
興味がある方はこちらもチェックしてみましょう!
ピーリングとは
ピーリングとは専用の薬剤や石鹸を使って古い角質を強制的に剥がし、そうすることによって肌の生まれ変わりを促進させることを言います。
肌は内側から作られ少しずつ押し上げられ最後に垢となって剥がれ落ち、このサイクルのことを
「肌のターンオーバー」
と言うんですね。
そして背中の肌の特徴として「皮膚が分厚い」というものがあり、背中はターンオーバーの乱れによって毛穴に角質や皮脂がつまりやすいというものがあります。
ですからこのピーリングの効果が高く、「背中ニキビに効果がある」と言われる理由になるんです。
ピーリングによって肌のターンオーバーを促進して生まれ変わらせ、古い角質や皮脂などがないきれいな状態を作っていくことでニキビ跡の赤みなどを消していくことが目的です。
クエン酸ピーリングによる背中ニキビへの効果
クエン酸とピーリングについては分かりましたので、具体的に背中ニキビへどう効果があるのかを見てみましょう!
クエン酸ピーリングは
- 角質像を柔らかくしてツルツルのお肌を作る
- 古い角質を溶かして肌のターンオーバーを促し、肌をきれいに生まれ変わらせる
効果が期待できます。
肌のターンオーバーが乱れていると肌の状態として悪くなり、乾燥やバリア機能の低下などの問題が生まれます。
乾燥、バリア機能の低下はどちらも背中ニキビの大きな原因となりますので、クエン酸ピーリングが背中ニキビに効果があるのは間違いないと判断できるんですね。
とはいえピーリングにはいくつか注意点がありますので、次からの注意点も事前にチェックしておきましょう。
ピーリングの注意点
肌のターンオーバーの正常化は背中ニキビ対策としてもとても重要ですので、こう聞くとピーリングはとても良いものと思ってしまうかもしれません。
しかしピーリングは強制的に古い角質などを剥がし取るので、もちろんですが肌のバリア機能も大きく下げてしまうんですね。
ですから皮脂量が多く肌が強い方の場合はおすすめできますが、乾燥肌・敏感肌で日頃からヒリヒリしやすい、荒れやすいという場合はあまりおすすめできません。
こういう肌質の場合はピーリングで肌のバリア機能を下げてしまうより、しっかり清潔を保って保湿をする方法がおすすめです。
またピーリングは無理矢理古い角質を剥がし取るという性質上どうしても刺激が強いですので、炎症しているひどい背中ニキビがある場合もおすすめできません。
同様に肌が弱っている状態、例えば日焼けした直後などもピーリングは控える必要があります。
「ピーリングを試してみたら背中ニキビがさらに悪化した」
ということもよく聞きますが、それはこういった注意点を守っていなかった場合がほとんどなんです。
- 肌が弱い方はピーリングではなくしっかり清潔と保湿を心がける
- 炎症している場合はまずは抗炎症作用のあるニキビケア用品で炎症をケアしてから
この2つのポイントはうっかりピーリングによって背中ニキビを悪化させないためにも大切ですので、チェックするようにしてくださいね!
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ピーリングがおすすめの場合
逆にピーリングをすることによって、背中ニキビを大きく改善出来る状態というものもあります。
もっとも効果を発揮するのは「ニキビ跡」で、赤みやシミとなって残ってしまった背中のニキビ跡にはピーリングが有効です。
肌のターンオーバーを促進する、そして古い角質を落とすことで肌の再生を促し、きれいな背中を作ることが出来るんですね。
肌の生まれ変わりを促進するのでニキビ跡のケアはもちろん、シミなども少しずつ薄くなる可能性があります。
とはいえあくまで肌を生まれ変わらせきれいな皮膚を作っていくことが目的ですので、残念ながらクレーター状の凸凹にはあまり効果がないと言われています。
それでもピーリングによって古い角質や皮脂も取り除くことが出来ますので、継続することによって
「ニキビ予防」
としても良い方法なんです。
肌が強くニキビ跡の悩みが多い方にはピーリングはおすすめできる方法ですので、ぜひやり方などもチェックしてみましょう!
クエン酸ピーリングを作る方法
クエン酸ピーリングの薬剤は自分で作ることが出来ますし、材料などもすべてドラッグストアなどで簡単に手に入ります。
これからクエン酸ピーリングの作り方を紹介していきますので、ぜひご自分で作ってみてくださいね!
■材料
- 精製水 100ml
- クエン酸 10g
- スプレーボトル
先程もお話しました通りほとんどドラッグストアで購入可能ですが、通販サイトなどでも入手可能ですのでもしお近くにない場合はこういったサイトも利用していきましょう!
作り方というほどのものはなく、材料をしっかり測って用意し、混ぜれば完成となります!
具体的には「クエン酸:精製水」が「1:10」になるように作れば問題ありませんし、もし肌荒れなどが心配な敏感肌の方は少し薄めに作った上でパッチテストを行ってから実行しましょう。
※パッチテストとは肌の目立たない部分に狭い範囲で塗り、5分放置して炎症などの変化がないのかをチェックする方法です。
スプレーボトルに入れたあとは冷蔵庫で保管し、2週間から1ヶ月程度を目安に使い切りましょう。
もしそんな短時間で使い切れないという場合は、作る量を減らす方向で調整したほうが安心です。
またパッチテストを繰り返しても炎症が起こってしまうという肌の弱い方は、クエン酸より少量の重曹を入れることで刺激が和らぐ可能性があります。
どうしても試してみたい場合は一度重曹を混ぜて作り、再度パッチテストから試してみましょう!
クエン酸ピーリングの使い方
次にクエン酸ピーリングをどう使っていくかですが、方法もとても簡単ですぐに覚えられると思います。
- 洗浄後しっかり水気を拭き取る
- 背中にスプレーして5分放置する
- よく洗い流す
- 保湿をする
たったこれだけなんですね。
見た目もただの水です。
https://twitter.com/MignonPlume/status/716174537583243264
あとはお顔に吹きかけるだけです!
クエン酸ピーリングは「洗い流す」だけでOK
クエン酸ピーリングはクエン酸が古い角質などを溶かして剥がします。なので、例えば手やタオルでゴシゴシこする必要はありません。
むしろこすってしまうと刺激が強く肌を痛める可能性もありますので、スプレー後はそのまま5分待ちましょう!
またムダ毛処理はそれだけで肌のバリア機能を低下させる行為ですので、クエン酸ピーリングの前後に行うことは危険です。
洗い流す時は、水洗顔のようにパシャパシャと顔からクエン酸を洗い流すように行います。
その際、皮膚の表面が「ぬるっ」としますが、それはクエン酸の効果によるピーリング効果。古い組織wp剥がれ落とさせているのでぬるっとするわけですね。
また、皮膚を傷つけるのは背中ニキビに対して逆効果となります。
詳しくはこちらの記事も参考にしていただければ分かりやすいと思いますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
また終わった後はしっかり保湿すること、連続使用は避けること(週に1回から、多くて2回)、万が一痛みや肌荒れ、炎症が起こった場合はすぐに使用を止めることも大切です。
どれだけ肌への刺激が少ないとはいえピーリングは肌のバリア機能を低下させていることは間違いありませんので、肌の状況や体調なども踏まえ、慎重に使っていきましょう!
無条件で保湿はタップリと。放置は厳禁です。
まとめ
クエン酸も精製水も高いものではなく大量に購入出来るので、こまめに作れば格安にピーリングを続けることが可能です。
とはいえ作っている材料を見ても保湿成分などが一切含まれていないので、絶対に終わったあとの保湿は心がけるようにしてください。
保湿をさぼってしまうと肌は乾燥し、バリア機能を更に下げた状態になってしまいます。
そうするとせっかくのクエン酸ピーリングも逆効果になりかねません。安全にピーリングを行うためにも注意していきましょう!